「マッサージ」とは
医聖ヒポクラテスでさえ「医師たるもの、一般医術に関する学理はもちろんの事、マッサージを習得せよ」と力説しております。
ヨーロッパで生まれたマッサージは現代医学が基本となり、循環系の構造と機能が重視されています。
動脈管に比べて弾力に乏しく、壁も薄い静脈管は、心臓が拡張しただけでは血液の戻りが弱いです。
そのため、上肢や下肢の筋肉が運動によって収縮・弛緩するのを利用し、
血管を圧迫したり緩めたりして血液が心臓に戻るのを助けています。
リンパ管も静脈と同じような構造ですので、マッサージは末梢から心臓に向けて行います。
現在マッサージは大学病院や一般の病院、マッサージ治療院で重要な一科として保険給付の取り扱い対象になり
国民医療の一翼を担っています。
指圧は東洋医学的な古来のあんま、導引、柔道の活法などの原理や手法を総合して発達し、
大正時代にアメリカで創始されたオステオパシー、カイロプラクティック、スポンデロテラピーなどの
理論や手技も加えられ、日本で独自の手技療法として体系化されました。
力学的刺激の度合いで神経や筋肉の機能を調節します。
指圧操作には三つの原則があり、
垂直に指圧しようとしている体表面に対し圧を加える事。
持続して一定の時間押す事。
集中して精神を注ぐ事。が挙げられます。
なお、指圧について詳しくお知りなりたい方は、医道の日本社より出版されている名著、
増永静人さんの「経絡と指圧」を読まれることをオススメします。
中国から伝わったあんまは、鍼や灸療法、湯液などの東洋医学・漢方の一分野として発展しました。
経絡・経穴理論をもとに体系化され、身体の中心部から末梢に向け筋肉の硬結を取り除き、
血流を良くし、疾病の治療および予防、あるいは保健の目的で行われています。
現在、基礎医学の発達と共に、あんまの理論および実技が研究され、ますます盛んに行われるようになりました。
特に不定愁訴症候群(疲れ・だるさ・頭痛・頭重・めまい・肩こり・不眠・腰痛など)に対して、
あんまが極めて効果のある療法であることが注目されています。
「鍼」とは
はりとは一定の方式に従い、鍼をもって、身体表面の一定部位に、接触または窄刺刺入し、
生体に一定の機械的刺激を与え、それによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、
保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術です。
「灸」とは
きゅうとは、一定の方式に従い、もぐさ等を燃焼させ、身体表面の一定部位に温熱刺激を与え、
それによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、
保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術です。
「
日本列島の中央に位置する
西に日本の屋根・北アルプス、東に美ヶ原高原を望むことができます。
国宝松本城を中心に発展してきた城下町には、歴史を感じさせる建物や街並みが残っていて、
重要文化財の旧開智学校、旧制松本高等学校、蔵のまち
さらに